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一番身近なシニア世代といえば、私はやはり、自分の祖父・祖母です。
一番の青春の頃を、戦争で戦い、長崎の原爆も目の当たりにしています。戦争のことも、原爆のことも、小さい時からよく聞かされました。
昔は内容の意味もよくわかりませんでしたが、今になり、とても重要なことだとわかってきました。
つらく、悲惨な状況を知っているからこそ、また、それを乗り越えてきたからこそだと思いますが、祖父も祖母も、すごくたくましいです。
体力的には足腰が弱りましたが、精神面は誰よりもたくましいです。また、いろんなことにとてもくわしいです。
いまはモノがあふれ、何でもお金で買う時代になっていますが、モノは作るというのが一番です。つくった分、大変さがわかり、大事にする、大切に使うという気持ちが芽生えます。
特に子供たちは、モノがどうやってできているのか、その行程を知りません。私は、祖父・祖母から学んだことは、すべて子供に伝えるつもりです。
食品にしてもそうです。
食卓に並ぶいろいろなモノを、祖母は手作りしています。春夏秋冬に応じて、梅干し・味噌・漬物・ジャム・お酒など時期に合わせ、作っています。
その中でも、私たちの家系に代々伝わる一品があります。良い薬が手に入りずらかった昔に、これを飲めば、一年無事に過ごせるということで、作り始めたようです。
タイトルをつけるとすれば、「ふきジュース」といったところでしょうか。毎年、蕗が芽吹くころに収穫し、梅と合わせて、調味します。それを、家族みんなでコップ一杯ずつ、一気に飲み干します。それが、なんとも言えない不味さなんです。
今まで口にした食べ物・飲み物の中でも、一番まずいです。これこそが、良薬は口に苦しということでしょうか。家族みんな、この味が大嫌いです。
でも、相変わらず今年も飲みました。そのおかげか、祖父・祖母含め、家族みんな元気です。それぞれの家系に伝わっていくものって、良いですよね。
ご近所・親戚はじめ、いろいろなシニア世代の方から、学ばせてもらっています。周りのシニアの方たちも、とてもお元気です。
皆さんそれぞれ、趣味をおもちのようです。盆栽や生け花、音楽や映画など様々ですが、うちの祖父の趣味は、カラオケです。昔の歌のようで、私は聞いたことはありませんが、歌っているときは、本当に楽しそうです。
そんな祖父も今年90歳、祖母も88歳です。毎日のように夫婦喧嘩をして、とても元気です。これからも、楽しく、長生きしてほしいと思います。
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