|
私が小学3年生の時、初めて映画館で(アニメ以外のもの)で見た映画は
「ダラスの熱い日」(1974年アメリカ製作)というジョン F ケネディー元大統領の
暗殺をテーマにした怖い映画でした。暗殺の場面はニュースになった実写映像を使い、また内容がショッキングなものだけに当時の私は、大変なショックを受けました。しかしそれと同時に映画のすごさを実感したことも事実です。
そして、この頃からいろいろな映画を見たいという衝動に駆られ、学生時代は映画三昧の日々を送ってきました。
さて、私にとって映画とはなんぞや?とよく人から問いかけられます。
その質問に対し「映画とは人生の教科書だ!」と答えます。
映画を通していろいろな生活習慣や文化を垣間見れて、映画の登場人物たちの人生までも共有することが出来る―。そしてなによりもすごいことは人生の処世術のヒントを貰えることです。これは40歳過ぎて渡米し、今までの生活や考え方を180度変えないといけない時にも大いに役立ちました。
皆さんご存知の通り映画産業が(ハリウッドを中心に)栄えていますよね。
この映画産業を支える観客、アメリカ人が映画ときってもきれない関係であると感じた理由は下記のとおりです。せっかくアメリカに滞在しているのですから、ここでアメリカ人は日本以上に映画好きが多い国民だということを詳しく書いてみようと思います。
アメリカ人と映画のきってもきれない関係
映画が普段の会話に溶け込んでいる!
アメリカ人は普段の会話の中で「あの映画見た?おもしろかったよ!」という
感想を述べるだけではなく「あの映画のだれそれがこんなシュチュエーションで
こーしてあーして…」 と状況説明したり、また有名な台詞も覚えて引用することが
多いのです。 それと初対面の人に対しての話はスポーツか映画の話題が多い
ようですね。
有名な映画スターなどは建物、施設、道路の名前になります。(一例を挙げると…)
ジョン ウェイン空港(John Wayne Airport)−カリフォルニア州オレンジカウンティー
ボブ ホープ空港(Bob Hope Airport)−カリフォルニア州バーバンク
マリリン モンロー、エロール フリン、ビング クロスビー、ゲーリークーパーなど
ストリートの名前に使われている。−アリゾナ州フィネックス近くなど
映画を大いに楽しむ体質
鑑賞中のリアクションが大きいです。
大いに笑い、泣き、驚く!日本の映画館でも最近よく見るようになりましたが感動
すると拍手することも多いです。
ホワイトハウスの中にも映画館
歴代大統領は映画を楽しんでいました。ホワイトハウスの中にシアターを設け
専用の映写技師がいます。
今もこの習慣は続いています。(映画が国の政策のヒントになっているという噂も
聞いたことがあります。)
高校、大学内に映画館
大体の学校は映画館があります。小さいときから映画に慣れ親しんでいるので
これは当たり前かも。
アカデミー賞授賞式の夜はレストランの売り上げが減る!
とくにカリフォルニア州はそうですね!なぜなら早く帰宅して授賞式を見るため
TVに釘付けになるからです。なのでレストランなど飲食店はガラガラになります。
映画館のチケットが安い!
日本の映画館は一般が普通に購入すると1800円ですよね。シニアだと1000円に
なり安くなりますが…それでも高いイメージがあります。アメリカだと地域によって
違いますが新作でも10ドル以下で見れます。
以上、まだまだいろいろとあると思いますがアメリカ人にとって映画は生活の一部となっているのですね!
日本では私のように学生時代に映画ファンになり、よく見に行っていた方も、社会人になり仕事が忙しく映画を見に行く時間がなくなった、または家事や子育てで行けない環境だったなどで…縁遠い人、映画はアメリカのように生活に溶け込んでいない、まだまだ娯楽の一部としてしか機能していない日本では映画に縁がなかった人 も多いはずです!さて、子供達も大きくなり、会社も定年退職し、生活に余裕が出てきた今こそ、映画を見ることをおすすめします。
「ちょっと夫婦で話題の新作を見に行ってみよう!」または「1人でじっくりDVDで見てみよう!」「往年の名作をもう一度見てみよう!」など、いかがでしょうか?
ここでアメリカ人たちが愛した映画作品、AFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)が2007年6月20日に"AFI's 100 Years 100 Movies" 【AFIが選んだこの100年の映画ベスト100!】として10年ぶりに更新され発表されました。
映画関係者が400本の候補を挙げた中から選び抜いた名作100本です。1位は25歳にして天才オーソン ウェルズが制作・監督・脚本・主演を務めた作品「市民ケーン」です。なんと彼の処女作です。そのほか、興味深い作品が多く入っていましたのでちょっと挙げてみます。これから見てみようと思う作品の参考になれば幸です。
"AFI's 100 Years 100 Movies"
(原題(英字)とカッコ内は初公開年を付け加えました。)
-
市民ケーン CITIZEN KANE (1941)
-
ゴッド・ファーザー THE GODFATHER (1972)
-
カサブランカ CASABLANCA (1942)
-
レイジング・ブル RAGING BULL (1980)
-
雨に唄えば SINGIN' IN THE RAIN (1952)
-
風と共に去りぬ GONE WITH THE WIND (1939)
-
アラビアのロレンス LAWRENCE OF ARABIA (1962)
-
シンドラーのリスト SCHINDLER'S LIST (1993)
-
めまい VERTIGO (1958)
-
オズの魔法使 THE WIZARD OF OZ (1939)
-
街の灯 CITY LIGHTS (1931)
-
捜索者 THE SEARCHERS (1956)
-
スター・ウォーズ STAR WARS (1977)
-
サイコ PSYCHO (1960)
-
2001年宇宙への旅 2001: A SPACE ODYSSEY (1968)
-
サンセット大通り SUNSET BLVD. (1950)
-
卒業 THE GRADUATE (1967)
-
キートン将軍(キートンの大列車強盗)(キートンの大列車追跡)
THE GENERAL (1927) -
波止場 ON THE WATERFRONT (1954)
-
素晴らしき哉、人生! IT'S A WONDERFUL LIFE (1946)
-
チャイナタウン CHINATOWN (1974)
-
お熱いのがお好きSOME LIKE IT HOT (1959)
-
怒りの葡萄 THE GRAPES OF WRATH (1940)
-
E.T. E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL (1982)
-
アラバマ物語 TO KILL A MOCKINGBIRD (1962)
-
スミス都へ行く MR. SMITH GOES TO WASHINGTON (1939)
-
真昼の決闘 HIGH NOON (1952)
-
イブの総て ALL ABOUT EVE (1950)
-
深夜の告白 DOUBLE INDEMNITY (1944)
-
地獄の黙示録 APOCALYPSE NOW (1979)
-
マルタの鷹 THE MALTESE FALCON (1941)
-
ゴッド・ファーザー・パート2 THE GODFATHER PART II (1974)
-
カッコーの巣の上で ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST (1975)
-
白雪姫 SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS (1937)
-
アニーホール ANNIE HALL (1977)
-
戦場に架ける橋 THE BRIDGE ON THE RIVER KWAI (1957)
-
我等の生涯の最良の年THE BEST YEARS OF OUR LIVES (1946)
-
黄金 THE TREASURE OF THE SIERRA MADRE (1948)
-
博士の異常な愛情 DR. STRANGELOVE (1964)
-
サウンド・オブ・ミュージックTHE SOUND OF MUSIC (1965)
-
キングコング KING KONG (1933)
-
俺たちに明日はない BONNIE AND CLYDE (1967)
-
真夜中のカウボーイ MIDNIGHT COWBOY (1969)
-
フィラデルフィア物語 THE PHILADELPHIA STORY (1940)
-
シェーン SHANE (1953)
-
或る夜の出来事 IT HAPPENED ONE NIGHT (1934)
-
欲望という名の電車 A STREETCAR NAMED DESIRE (1951)
-
裏窓 REAR WINDOW (1954)
-
イントレランス INTOLERANCE (1916)
-
ロード・オブ・ザ・リング
THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING (2001) -
ウエスト・サイド物語 WEST SIDE STORY (1957)
-
タクシードライバー TAXI DRIVER (1976)
-
ディア・ハンターTHE DEER HUNTER (1978)
-
マッシュ M☆A☆S☆H (1970)
-
北北西に進路を取れ NORTH BY NORTHWEST (1959)
-
ジョーズJAWS (1975)
-
ロッキーROCKY (1976)
-
黄金狂時代 THE GOLD RUSH (1925)
-
ナッシュビル NASHVILLE (1975)
-
わが輩はカモである DUCK SOUP (1933)
-
サリヴァンの旅 SULLIVAN'S TRAVELS (1941)
-
アメリカン・グラフィティ AMERICAN GRAFFITI (1973)
-
キャバレー CABARET (1972)
-
ネットワーク NETWORK (1976)
-
アフリカの女王 THE AFRICAN QUEEN (1951)
-
レイダース・失われた聖櫃(アーク)RAIDERS OF THE LOST ARK (1981)
-
バージニア・ウルフなんかこわくない
WHO'S AFRAID OF VIRGINIA WOOLF? (1966) -
許されざる者UNFORGIVEN (1992)
-
トッツィー TOOTSIE (1982)
-
時計じかけのオレンジ A CLOCKWORK ORANGE (1971)
-
プライベート・ライアン SAVING PRIVATE RYAN (1998)
-
ショーシャンクの空に THE SHAWSHANK REDEMPTION (1994)
-
明日に向って撃て! BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID (1969)
-
羊たちの沈黙 THE SILENCE OF THE LAMBS (1991)
-
夜の大捜査線 IN THE HEAT OF THE NIGHT (1967)
-
フォレスト・ガンプ/一期一会 FORREST GUMP (1994)
-
大統領の陰謀 ALL THE PRESIDENT'S MEN (1976)
-
モダン・タイムズ MODERN TIMES (1936)
-
ワイルドバンチ THE WILD BUNCH (1969)
-
アパートの鍵貸しますTHE APARTMENT (1960)
-
スパルタカス SPARTACUS (1960)
-
サンライズ SUNRISE (1928)
-
タイタニックTITANIC (1997)
-
イージー・ライダー EASY RIDER (1969)
-
マルクス兄弟 オペラは踊る A NIGHT AT THE OPERA (1935)
-
プラトーン PLATOON (1986)
-
十二人の怒れる男 12 ANGRY MEN (1959)
-
赤ちゃん教育 BRINGING UP BABY (1938)
-
シックス・センスTHE SIXTH SENSE (1999)
-
有頂天時代 SWING TIME (1936)
-
ソフィーの選択 SOPHIE'S CHOICE (1983)
-
グッドフェローズGOODFELLAS (1990)
-
フレンチ・コネクション THE FRENCH CONNECTION (1972)
-
パルプ・フィクション PULP FICTION (1994)
-
ラスト・ショー THE LAST PICTURE SHOW (1972)
-
ドウ・ザ・ライト・シング DO THE RIGHT THING (1990)
-
ブレード・ランナー BLADE RUNNER (1982)
-
ヤンキー・ドウードゥル・ダンディYANKEE DOODLE DANDY (1942)
-
トイ・ストーリー TOY STORY (1995)
-
ベン・ハー BEN-HUR (1959)
いかがでしたか?このベストセレクション100は?きっと見たものもあれば見ていないものもありますよね…。
映画を楽しみ、日常会話のエッセンスに、知的好奇心への起爆剤に、生活視点を変えてみるお手本として、あなたも映画の良さを再確認してみてはいかがでしょうか?
私も学生時代に戻ったつもりで、まずは楽しみたいと思います。
|